書評でつながる読書コミュニティ

2010年に刊行され、現在も版を重ねるヒット作『奇界遺産』シリーズ、7年ぶりの続編。第3弾となる本書も北朝鮮のマスゲーム、アメリカのバーニング・マンなど、世界各国の文化、風習などが収録されております。

前作『奇界遺産2』（エクスナレッジ）より実に7年ぶりの続編となったのが本書です。 ありとあらゆるジャンルに挑み続ける狂気の「ジャーニー」たちを特集したテレビ番組『クレイジー…

女性の正体を拗らせた女性代表の著者が斜め上から見ていきます

「ていねいな暮らしオブセッション」「私はオバさんになったが森高はどうだ」二つの女子会の種類、女にまつわる諸問題を話題の著者が毒気たっぷりに笑い飛ばす。恋愛、結婚、家族、老後にまで…

レベルに合わせて課題解決思考を学ぶ、実践的なテキスト　

　“課題解決思考”のビジネスパーソンむけ解説書だ。 　課題解決思考とは、日々の業務で突き当たる問題を、“物事を結論と根拠に分けて、それらがどのようにつながるのかを筋道立てて論理的…

タカシとマコトの友情はあつい

秋葉原に集まるオタクは8割くらいが男性なのに対して、池袋の乙女ロード辺りに集まるのは、ほとんどが女性。かつてはメイドカフェばっかりだったけど、今は執事カフェや文豪カフェなど、いろ…

正義もなく、英雄もいない。敗れて滅びてゆくものたちの、涙はらはらの物語。

一冊で「平家物語」が読める。しかも、吉村昭の訳で。 平易な文章で書かれている。 祇園精舎の鐘の音には、諸行無常の響きがある。というように。 「平家物語」は、語り…

「辺境の惑星アエリカ」へ―

『言語都市』チャイナ・ミエヴィルを読む。 「口に相当する二つの器官から同時に発話するという特殊な言語構造を持っているアエリカ人」が棲む、「辺境の惑星アエリカ」。 アエ…