書評でつながる読書コミュニティ

著者の初期連作短編集。ほの見えるような、書き分けであるような。

山尾悠子は本読みが好む傾向にある、もはや伝説的な作家さんかなと思う。私は「ラピスラズリ」「飛ぶ孔雀」しか読んでない。いやー巨大な幻想の世界を作り上げて、滅びをも描く、難解な作品。…

軍港・宇品から見た「補給軽視の戦争指導」

戦前戦中期の日本軍にまつわる話を紐解いていると、その専横体質、思考の硬直ぶりにいつもながら辟易させられる。例えば関東大震災発生時の陸軍の動きなど、イメージが最悪だ。朝鮮人虐殺事件…

男たちの友情と冒険が詰まった一冊！

男だけのグループが、三重県の神島で繰り広げるキャンプ物語。 彼らは、ただキャンプをするだけでなく、日常を忘れ、自分たちだけの世界を作り出します。カレーや豚汁など、シンプルな…

宗教の歴史を物語形式で分かりやすく解説した本でとても分かりやすく、何となく知ってた宗教に関する単語の頭の整理に役立った。

『ものがたり宗教史』は、ストーリー形式で歴史的背景や解説が織り交ぜられた読みやすい本です。学生時代に断片的だった知識が、この本で繋がりを持って理解できるようになりました。中世ヨー…

傭兵となったグインの話

表紙になっているのはマリウスがサイロンで出会った月の王子のような若者イリスです。 幼いころに目の前で母親を殺されて復讐を胸に生きてきたようだ。 イリスの美しさに見惚れながらも…

猫の毛色には意味がある

かわいいネコの写真を見ながら その遺伝のしくみがわかるサイエンス図鑑 80点 ネコの模様パターンを写真でひととおり紹介し その模様を決める遺伝子が…