書評でつながる読書コミュニティ

帰ってくるって言ったのに・・・！

修羅能（武士が主人公の演目）の１つ。 主人公・清経は、平重盛（平清盛の長男）の三男です。 都落ちした平家の先行きを悲観し、戦に敗れて名もない雑兵の手に落ちるよりは、と豊前国柳…

江戸の雷神と異名をもつ、伊香雷蔵が頻発する、押し込み、辻斬り、一人強盗の犯人探索に臨む。物語の半分が過ぎたところで、別の火盗改役が犯人を突き止める。えー、今までの物語は何だったの？

「江戸の雷神」シリーズ2作目。 　主人公の伊香雷蔵は「江戸の雷神」といわれる火付盗賊改役の切れ者で、数々の難事件を解決してきた。しかし、最近頻発する押し込み、辻切、さらに「…

「私は何ものなのか」

「（母の胎内に宿る）前はどこにいたの？　そしてどんなふうだったの？　なにに似ていたの？　なんだったの？　誰だったの？……」 リリ・バルバラがまだほんの小さな頃から抱いていた疑問…

夏目漱石の作品はその舞台が明らかなものが多いようです。それを地図を片手に辿ってみるのも趣があるものかもしれません。

夏目漱石はその作品の中にその舞台となる地域の特性を反映させる描写をしていることが多いようです。 漱石は東京生まれで、一時は松山や熊本、ロンドンに滞在していたもののほとんどの時期…

様々な童話をベースにリライトした短編集

　まず、私は紙の本で読んだのですが、こちらの検索では紙の本を指定しても、ISBNを入力してもkindle本しか出ません。なんか強引にkindleを優先しているようでイヤな感じです…

イチローさんの殿堂入りに、「たった一人」で「一票の反対」票を投じた米人記者は、もしかして日米開戦にただ一人で反対した米議員ジャネット・ランキンさんのご子孫? その「勇気」から思い出した本が二冊……

※イチローさんの殿堂入りに、「たった一人」で反対した米人記者がいたというので、百目鬼さんのこの本を思い出しました。この本の言及にいたるまでの前口上が長々と続きますがご容赦くだ…