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『食料危機の経済学』神門善久
現在の食糧危機は、人為的なミスである
食糧問題は、自分が日頃から培っている知識を総動員しなければ、正確に読み解けない。この本は、評者にそのことを気づかせてくれた書物である。著者は当著において、この問題を農業…
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mataroさん（3級/3件）の書評
『ガロアの夢　――群論と微分方程式』久賀道郎（★★★）
本書が、ちくま学芸文庫で復刊された時、近所の本屋で平積みになっていたのが数日で全部捌けてしまうのを見た。こんな本が飛ぶように売れるとは、怖ろしい世の中になったもんだ。
ドクトル・クーガこと久賀道郎の『ガロアの夢』は、1960年（何と、私が生まれる前だ！）に久賀が東大教養部で理科Ⅰ類1年の学生に向けて行ったゼミの講義録であり、その後、大学院生にな…
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そうきゅうどうさん（1級/557件）の書評
『クアトロ・ラガッツィ下―天正少年使節と世界帝国 (2)』若桑みどり（★★★★★）
「『クアトロ・ラガッツィ！　スー、アル・ラヴォーロ（四人の少年よ！　さあ勉強だ）』（下巻、４４６頁）
　下巻が「つらい読書」になることは、「史実」からわかりきっていたことではあるが、「こんなにも・・・」というのが正直な感想である。出版社としては、単に「長かった」から上下巻にしたの…
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拾得さん（1級/510件）の書評
『昨日がなければ明日もない』宮部みゆき（★★★★）
杉村三郎シリーズの中編を３作おさめたもの。２０２１年の文庫版。あいかわらずビターテイストです。
あおりでは「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。中篇3本からなる本書のテーマは、「杉村vs.〝ちょっと困った〟女たち」。自殺未遂をし消息を絶った主…
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Tetsu Okamotoさん（1級/7991件）の書評
『銀座「四宝堂」文房具店 (3)』上田健次（★★★★）
円筒形のポストが目印、天保5年創業の文房具店・四宝堂。店内ではワークショップを開催したり、プレゼントの相談に応えたりして客が笑顔になっていく。
　開催したワークショップに参加するはずだったのは、職場体験した中学生の晴菜。残念ながら、風邪で発熱し友人の花音ひとりでの出席。作成するのは「ブックカバー」。講師の美幸先生に励ま…
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morimoriさん（1級/876件）の書評
『斎藤家の核弾頭』篠田節子（★★★★）
デストピア、終末戦争、家族小説…いろんな切り口から勝たれれるべき篠崎にしてはめずらしいどたばたSF 近未来小説で筒井康隆を彷彿させる好著です。
　物語の時代設定は2075年（成慶５８年）で、日本は幾多の災害や経済危機を経て高度管理社会となっています。先ずは完全階級社会となっており、国民は特A級からM,N級までランク付けさ…
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塩味ビッテンさん（1級/2045件）の書評

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書評‐新着コメント＆投票

さよならの向う側 ’90ｓ
レビュアー：Roko
morimoriさん「参考になる」と投票しました。
あかね紫 (集英社文庫)【Kindle】
レビュアー：えびけん
morimoriさん「参考になる」と投票しました。
「その他の外国文学」の翻訳者
レビュアー：爽風上々
そうきゅうどうさん「読んで楽しい」と投票しました。
君がいない夜のごはん
レビュアー：Toru Kobayashi
p-mamaさん「ホントに！穂村さんのどくとくなダメな感じに、また食欲というか、料理愛をそそられる気がし…」とコメントしました。
宙わたる教室
レビュアー：読書少女
Rokoさん「読書少女さん、こんにちは…」とコメントしました。
花よりも花の如く 17
レビュアー：ぽんきち
ぽんきちさん「をを。土蜘蛛、鑑賞されたのですね。…」とコメントしました。