書評でつながる読書コミュニティ

面白かった。重たいテーマながら一気に読了。最後の方のコルターの気配りは粋！

面白かったー！ ディーヴァーの良いとこがふんだんに盛り込まれてた最高作じゃない、これ？ 前回楽しかったコルターの確率論はすこし抑えめだったんだけど、その代わりに今回は…

リュパンもの二つ目の短編集。怪盗ぶりを発揮するよりは、名探偵顔負けの推理力を示し、事件を解決する内容の方が多い。推理小説としてもトリックの優れた作品群である。

「怪盗紳士リュパン」に続くアルセーヌ・リュパン・シリーズの第二短編集。八つの短編が収められているが、水準が高い作品が載っている短編集である。 本書は「告白」の題名の通り、リ…

ここまでバラしていいのか！？日本版スパイ・キャッチャー、覚悟の告白

「あなたを信用して打ち明けるので、くれぐれも他言しないで」。そんな個人間のやり取りは、ままあることだ。国家間でも同様で、秘匿性の高い情報の交換は、国内の秘密保持体制が確立した同士…

幼い日に両親を殺された兄弟妹。詐欺師となった彼らは、時効間近に犯人逮捕のため警察を欺こうとします。でも何かが違う。一気読み必至の作品ですが、もう少し深いところを読みたかったというのが正直な感想です。

　読み始めたら止まらない、一気読みの作品でした。 　まだ小学生の3兄弟妹が、流星を見るため両親に内緒でこっそり家を抜け出した夜、両親は何者かに殺されました。事件は迷宮入りし…

最もシンプルな成功法則は合理性だけど、「合理的に生きろ」と提唱しているわけではない、と見開きに書いています。一体どういうことでしょうか？

橘さんの本はこれまでも何冊か読んできましたが、本書は「合理性」について論じています。「あとがき」に「日本人は合理性を憎んでいる」とあり、だから合理的に生きることが成功法則になる、…

密室で行われる言葉の駆け引き、 いろんな言葉を知らないと書けない作品だと思います。

自販機をける男を注意した男性が殴られた。 警察官に捕らえられた。 ここから捕まった男性スズキタゴサクの言葉の応酬が始まる。 自分自身を卑下しながらも言葉では優位に立とう…