書評でつながる読書コミュニティ

露土戦争の激戦場を舞台にしたトルストイの実録的な小説。戦争の過酷さ、無意味さがよく描写されている。

一時期、岩波文庫の復刻が盛んに出版されたが、本書もその時に集めた一冊である。 題名のセワ゛ストーポリは、クリミヤ半島にあるロシヤの要塞で、露土戦争の主な舞台である。ロシヤの…

騙されて閉じ込められた精神病棟で出会ったのは風変わりな自分をホームズやダルタニアンと思い込んでいる面々。そんな人々と仲間になり謎を解いていく

【 書評 】 とにかくテンポが良く、サクサク読めるストーリー展開が魅力です。軽快でユーモアに富んでおり、各短編に登場する“自称”ホームズ、ダルタニアン、トンネル掘りの名人ダンテ…

原子力ロボット＝アトムの物語開幕は半島擾乱のさなか。ロボット少年の「純真な良心」の原動力＝原子力エネルギーは人類に幸福をもたらすか？

　光文社児童向け雑誌『少年』に’５１年４月（予告は３月号）から「長編科学冒険マンガ」『鉄腕アトム』（当初は『アトム大使』）が連載開始されたのは、朝鮮戦争の真っ只中。’４９ソ連原爆…

不幸にまっしぐらになる人の特徴を分析、解説

不幸な人がやりがちな「できない」生き方を図版を交えてご紹介。「不幸まっしぐら」の原因を突き止め以下方の返還を図る方法を伝授。数多くの人生相談に応じてきた著者が仏教の教えを通じ解説…

無意識にマウントしているってことが怖いよね

消費トレンドはモノ・コトからマウントへ 「こんな素敵な場所に旅行してきました」「こんな美味しい料理を楽しみました」「こんな特別な人と過ごしています」SNSで頻繁に目にするこうした…

『めし』、遺作となった林芙美子、未完の新聞連載小説

『めし』林芙美子著を読む。遺作となった未完の新聞連載小説。 東京から大阪に転勤となった、倦怠期を迎えた夫婦。そこに魅力的な亭主の姪が突然あらわれ、騒ぎを起こす。妻は姪の身勝…