書評でつながる読書コミュニティ

就活に疲れた理系大学院生、生活苦に喘ぐ母子家庭の母、自らの道を切り開こうとして挫折した男、故郷で母の介護をしながら懸命に研究を続ける研究者、会社の体質に失望した原発技術者達が、科学研究から鼓舞される。

伊与原新作「八月の銀の雪」を読みました。 【八月の銀の雪】さっぱり内定が取れない堀川は就活にうんざりしていました。いつものコンビニに寄ると、いつも接遇が悪くていらいらさせら…

障害者だってプロレスをやりたいんだ、やれるんだ！

北島さんが障害者プロレス「ドッグレッグス」を立上げたのは、障害者に対する社会の無関心さを何とかしたいという思いからでした。「障害者も健常者も同じ人間」と建前では言うけれど、障害者…

次世代ウェブの行く末は

『次世代ウェブ』佐々木俊尚著を読む。 サブタイトルが「グーグルの次のモデル」っていうんだけど、内容は日本のネット企業がいまどこまでＷｅｂ2.0なのかという具体的事例が豊富に…

地上は吹雪。地下には大きい人たちのトンネルと、小さい人たちのトンネルと。

自然豊かな湿地帯マッドガイド・ウォーターのシリーズ3作め。 ここには、「小さい人たち」と「大きい人たち」が住んでいる。 小さい人たち（カヤネズミくらいの大きさ）は、たとえばヤ…

"言葉で伝えない"考え方、伝え方を知りたい方はご一読を。

・本書は、PICTLOGOの概念の確立を目指す 「すべてのヴィジュアルは言語を超える」をというコンセプトで、 世界の人々がヴィジュアルデザインを通じて一目でわかる コミュニ…

時世時節が変わろとままよ

　『人生劇場』といえば尾崎士郎の自伝的長編小説を思い出す。 　あるいは、鶴田浩二主演の東映任侠映画が頭をよぎることもあれば、 　「やると思えばどこまでやるさ／それが男の魂じゃ…