書評でつながる読書コミュニティ

田沼意次は善なりや悪なりや

2023年に発表され、数々の賞を受賞した『まいまいつぶろ』は、 　言葉さえ不自由であった徳川第九代将軍家重と唯一その言葉を聞き取れた家臣大岡忠光のまじわりを描いた感動作だった。…

実のところ「やること」よりも「やらないこと」の方が難しい。

肩こり、腰痛、腱鞘炎に偏頭痛、顎関節症……昔から体の痛みには随分悩まされてきた。 これがいい、あれが効くと聞けば、試してみようと手を伸ばし…押し入れを開ければ、所狭しと健康グッズ…

プライドを取り戻す旅

ただ、キレイになりたかっただけなのにー ー高額エステにはまった24歳のつばきとフーゾクの世界 80点 エステにはまってデリヘル　とだけ聞くと あ～なるほど　そんな人も…

プロローグが完結する話

全百巻を掲げてスタートしたこのグイン・サーガですが、外伝も入れると十九冊目になるこの巻でようやくプロローグが終わったそうです。 パロがモンゴールに攻め入れられてから一年余り、パ…

「ともだちはいいです」し、「絶対変わらないことがあって、誰かがそれを守っている」事を、 忘れちゃぁいけないよねぇ。

8　いがらしみきお　「ぼのぼの」　３３～３６ 新刊が出たと見て、読み飛ばしていた４冊を纏めて手にとった。 第１巻の衝撃から早２８年である。 この世界は変わらない、い…

社会がますます不安定化していくこの時代、こうした凶悪犯罪者をどう扱っていくのかは、類似事件を防止する意味でも、非常に大きな問題だ。

2014年12月、当時、名古屋大学理学部1年だった安倍マリー（仮名）は、下宿していたアパートで知人女性を以前から所持していた斧で（ただし刃の部分ではなく柄の部分で）数回殴り、更に…