書評でつながる読書コミュニティ

狂気の愛は、作家をどこまで追い詰めるのか？

この作品は、私にとって特別な意味を持つ一冊だ。初めて読んだ時、夜中にこっそり読み進めては、そのあまりの恐ろしさに何度も布団の中で震えていた記憶がある。今回、改めて読み返してみて、…

アラル海の乙嫁はおてんば双子

『乙嫁語り 4』ではアラル海沿岸の、おてんばな双子の乙嫁たちの話。一方、アミルの実家では、なにやら動きがあるようで…。 『乙嫁語り４』あらすじ アミルの実家・ハルガルでは…

画家の気持ちが詰まった児童文学。

図書館の新刊情報でぴんとくるものがあり、手に取りました。著者紹介では、数々の個展を開く画家で、NPO法人を運営して全国の子どもたちとアートをつなぐ活動を行っている人と書いてありま…

学習に魔法はないけど、コツはある。

この本の“はじめに”に書かれているのが以下　「勉強する」という行為の中で、どのようなプロセスがより長期的な記憶形成に効果的であり、どのようなプロセスが効果的ではないのか、僕たち人…

小さな社会に潜む闇の話

七世紀のアイルランドを舞台にした物語があると知り、さっそく読んでみました。 修道女のフィデルマは二十代半ばから後半の美貌の尼僧で、水のような青にも緑の炎が燃えているようにも見え…

憎みきれないろくでなし

間違えてシリーズ２作目の『フロスト日和』を先に読んで しまったが、１作目もちゃんと面白かった。 私が『フロスト日和』を読んで面白いと思った要素の全て が、この作品にもある。…