書評でつながる読書コミュニティ

この作家特有の匂い。いやいや、加齢臭じゃないよ。

　本書を読んで、この作家の持つ匂いを思い出した。そうそう、この作家こういう匂いがしたんだった。「赤い右手」を読んだ時にこの匂いは感じていたのだ。風邪を引いて心細い夜に一人で不安な…

近年の日本の博士号取得者のうち、アカデミア（大学などの公的な研究環境）を離れて、民間企業、非営利団体、個人事業主、その他に従事している者は、3割強との事ですが、そういった人たちの言葉をまとめた本です。

この本に取り上げている人は、21人で、その職種は多岐にわたっています。その内容は、次の通りです。 1．企業につとめる（6人：生命科学・男・大学を渡り歩いたのち会社員、数理・…

　ブレイディみかこさんが綴る芸術から世俗的な話まで幅広い話題に、谷川俊太郎さんが詩で応える二人のの往復書簡。

　谷川俊太郎さんとブレイディみかこさんの往復書簡。 ちょっと変わった組合せだなぁと思った。詩人の谷川さんはロマンチストで、ブレイディさんは困難に直面しても「なんとかなる」と乗り…

しまった。一緒に台湾に行った友達のパスポートを持って帰ってしまった。

　昨日は、新津さんが描く、普通の小説を紹介した。この書評では、これぞ新津さんの描く典型的な作品を紹介する。 　ミサは幼少期、2階の部屋に寝ていたのだが、毎晩、階段を上り下り…

労働問題などでひどい境遇に落ちた人がいてもたいていの人は自分自身の仕事などで忙しいと「無関心」になっています。そういった態度が今の社会を作ってしまったのだということです。

ルポライターの鎌田さんは潜入ルポといった手法で社会の闇を突き、多くの読者に衝撃を与えてきました。 この本は１９８８年の出版でその頃の社会の矛盾の拡大をテーマにしてあちこちに発表…

野菜のミニ知識を説明した本です。気軽に読めます。

野菜のミニ知識が詰まった本。1ページごとに一つの野菜の知識を説明している。 たとえば、カブはダイコンではなくコマツナやハクサイに近い。普段食べている白い部分は根ということに…