書評でつながる読書コミュニティ

星新一の初期のショートショート集。後年の彼の作品のパターンがこの短編集にも散りばめられている。彼は作品において時代を限定することを嫌うが、初期作品故か、珍しく年代を明記したものもあった。

星新一の３６編のショートショートが載る作品集。この作品集も表題作はない。「ボンボンと悪夢」は、甘味と辛みが適度に効いた作品が並んでいるという意味だろうか。 このショートショ…

幸せなメンタルを作り出すべく自己愛を育てる方法論を説いた書籍

自分のことを深く愛し直すこと（=セルフラブ）で幸せな精神世界を作る。すると自身の人生の歯車が周りだす潤滑油として機能します。大きく動き出す運命の輪を実感してみては？ 家をパ…

犬がすべてを知っている話

久しぶりにヘイスティングズが帰ってきました。 当然のようにポワロの部屋に住み着いていますが、そこへポワロ宛に一通の手紙が届いていた。 ポワロがその手紙を二度読んだのがヘイステ…

どうぶつたちだって、いろんなゆめをみるのです。

夜になり、どうぶつたちはいろんな場所で、いろんな姿勢で、眠りにつく。そんなとき、きっとゆめをみているにちがいない。 それは、どんなゆめ？ 木にぶらさがってナマケモノがみる…

非常時だからこそ、書店にできることとは

ブックポートネギシの猪川店は、3月11日の震災後、三陸沿岸でいち早く営業を再開した書店のひとつだった。～中略～ あらゆる物資がなかったので、本当にたくさんの商品が売れたんです。…

舞台は明治初期、ついに本が四民の元に届く時代。弔堂店主は訪れた客の正体と本懐を見抜き、彼らの問題を解決するべき本を示して行く。

京極夏彦作「書楼弔堂　破曉」を読みました。京極堂先生の新シリーズであります。幸い先生のかつてのシリーズのように1,000ページの超大作ではありません。普通の長さの小説であります。…