書評でつながる読書コミュニティ

あなたの存在が、だれかの幸せなのだとしたら

村上さんが綴ったあの子たちの物語は、心についての大事なお話です。誰かに親切にしよう、優しくしよう、と思ってかけた言葉が、かえって迷惑だったのかもしれないと気がついてしまったり。何…

堀江貴文さんの「多動力」に対抗して書かれた「少動力」

行動する前に考えすぎてしまい動けない。今のままでも不満がないなどの理由で行動に移せない人に向けた本当にやりたいこと、必要なことをやる方法論。内向型で何事にも慎重なあなたに送る行動…

これは、もはや投資のバイブルと言っても過言ではありません。住宅、保険、資産運用について、これほど共感できる本はありませんでした。改訂版も出ているので、継続的に読みたいと思います。

これほどまで、納得感の高い投資本はなかった気がします。それくらい、自分にとって「読んでよかった」と思えた1冊です。自分がこれまで言語化できなかったこと、理論的に証明できなかったこ…

喪くしてしまった東京近辺の風景が、ここに、ある

最近、寝るとき、開いているのが、この本。『松本竣介　線と言葉』コロナ・ブックス。画家の代表的な作品と手帳に書かれた文章や家族への手紙などがコンパクトに紹介されている。 松本…

新説　狼と香辛料シリーズ、第５弾です。

　鷲の化身エリーズ・シャイロンが手伝い、教区司祭 のクラークが運営、そして女商人エーブ・ボランが資 金を出した修道院の物資を調達するため町の商人たち と値引き交渉をするミュ…

私の感度に問題があるのだろう、大正時代の華やかな浅草文化がリアルに伝わってこなかった。

　大正時代、浅草の遊女の置屋「燕屋」の前に赤ん坊が捨てられていた。遊女の千代は、皆の反対を押し切り、「お雪」と名付け育て始める。その後、反対していた他の遊女や店の人たちも、一緒に…