『ブッツァーティのジロ帯同記 1949年、コッピ対バルタリのジロ・ディ・イタリアを追う』ディーノ・ブッツァーティ、安家達也(★★★)
「彼らは無駄な競争をしている。その通り、彼らは何も産み出さない。しかし、ここにいる人たちは、陰鬱な男たちですら、彼らを見て幸せな気分になっている。これをお前はどう説明する?」(本書より)
自転車競技に詳しくないもので、ツール・ド・フランスは知っていたのですが、イタリアにもジロ・ディ・イタリアという長距離の自転車競技があるとは、本書を読むまで知りませんでした。本書は…