書評でつながる読書コミュニティ

２０２０年６月発行の単行本。２０２５年３月段階では文庫になっていないようです。

あおりでは 天才じゃない。だが俺は、凄い。 「戦国大名――戦国武将じゃないぞ――でもっとも重要なのは、生き残ることだ。そのためなら、笑われようが、軽蔑されようが、どん…

洋菓子の生み出す魔法が紡ぐ、ささやかな幸せ

白井は、パティシエとしての修業を積み、独立して開いた洋菓子店を五年で閉じることに。そこへ、店の常連だったクセの強い料理研究家、佐渡谷真奈美が現れる。「あら？あなた！ちょっと、こん…

共同執筆を含め、ルブランが書いた三つの戯曲が載っている。また最後にはルパン書籍に関する研究、書誌一覧などもあり、ルパン・ファンの必携書。

執筆順で行くと本書に載る三つの戯曲のうちのひとつ「アルセーヌ・ルパンの帰還」は、「棺桶島」に続く作品となっているので、ここで取り上げる。本書にはこの他に「戯曲アルセーヌ・ルパン」…

商品の「売れる」のウラ側が知れます。

・本書は、全国の商工会議所、経済団体、企業で販売促進、 展示会の活用法、キャッチコピー作成などをテーマに 講師を務める製造業マーケティングコンサルタントの著者が、 商品を販…

「自分の世話は自分でする」という「ラク家事ライフ」は、そのまま豊かな老後につながるのだ。ううう。言うは易く行うは難し。

稲垣さんといえば、 『老後とピアノ』 『寂しい生活』 と読みました。 今回は、さらに一歩、押しすすめて、 「モノを減らし、自分一人でできる”ラク家事”を極めれば、そ…

不品行警官を取り締まる警察の中の警官・監察係の活躍を描きます。主人公が元私立探偵のにわか警官、その敵が警察幹部という構図が新しい。警察機構にはびこる悪を倒す監察の活躍が「水戸黄門」的に楽しめます。

　主人公・本郷岳志は私立探偵を経て、特別捜査官として警視庁に入庁した変り種。配属された部署は警察の服務規程違反、所謂不倫やギャンブルでの借金等、警察官のお目付け役、言わば“警察の…