書評でつながる読書コミュニティ

「辺境の惑星アエリカ」へ―

『言語都市』チャイナ・ミエヴィルを読む。 「口に相当する二つの器官から同時に発話するという特殊な言語構造を持っているアエリカ人」が棲む、「辺境の惑星アエリカ」。 アエ…

あなたの感情キャラクターを理解し、受け入れ、前進していくためのきっかけが収録されています。

・本書は、コーチングと心理技術を融合させた独自のメソッドで、 健康やビジネス、人間関係の悩みを抱えるクライアントに寄り添い、 多くの成功を支援する著者が、収録されている8つの…

日本の「盲人」は古来、どのように暮らしてきたのか、史料から探る

考古学・歴史・美術などを扱う学術専門書籍出版社、雄山閣による、生活史叢書シリーズの１冊。歴史の表面に現われない庶民の生活を主体に人間生活の実態を浮彫とし歴史研究の間隙を埋めること…

ヨーロッパでは「赤ちゃんを運んでくる鳥」、日本でも「めでたい鳥」とされてきたコウノトリ。なのに、日本に住まう野生のコウノトリは絶滅の危機にまで追い詰められた。そこからの復帰の奮闘記が本書である。

　何年くらい前だろうか、兵庫県の中央付近で田んぼを歩くコウノトリを見た。 　オオサギよりはるかに大きく、黒いくちばしが特徴的ですぎにピンときた。 　そして、すぐに「こんな何で…

アグレッシブな美女は恋も冒険も手に入れる！

　『銀の墓碑銘』に続いてギリシャ編。ギリシャ好きなんでしょうか。まあ空の青と建物の白が映えてとてもきれいな国＆島です。 　英国大使館勤務のニコラは、もちろんギリシャ語もペラ…

死刑囚の過去を辿る物語。そこで浮彫りになる真実は、イノセンスな彼女の存在と無実であるという真実。最後は、死ぬな、殺すなと天に祈っていた。

優れた作品を読み終えた後、しばらく呆然としてしまい。その余韻にふけってしまうことがある。 ラスト、死刑台の向かうシーンで、僕は神に祈るかのように呟いていた 殺すな、助けてくれ…