櫻音さんの書評





いつまでも鋭い悲しみの記述を、奇跡みたいに。
朝倉かすみの文章の韻律は、歌のようにいつまでも頭の中を回り続ける。こんな文章は奇跡みたいだ、誰にも…



中年庶民の淡々とした日々、そこに芽生える愛。
青砥は東京で結婚生活を送っていたが、地元に戻ってまもなく妻とは離婚し、認知症の母は施設に入所している…

五十路のラブ・ストーリー その「ひとつの形」
410 朝倉かすみ 「平場の月」 「五十路のラブ・ストーリー」 そう書評で見て「うーん」と唸…





セカチューの二次創作かと一瞬感じたくらい。ありがちな恋愛病気ものだが迫ってくるものがあった。
平場とは、この場合、平均的なとか庶民的なという意味なのだろうか? そこから見える月。夢みたいなもの…




タイトルは知っていたので、読んでみました。「平場」の人の人生が描かれます。
青砥(あおと)は50過ぎの男。地元の総合病院に患者として来院した。そこで中学の同級生の女子、須藤と出…





50歳になって恋をする。盛り上がりはあMりなく、ずっと営んでいた暮らしこれまでも、これからも続く。
主人公の青砥は、病院に行ったとき、売店にいた静子に中学時代以来30年ぶりに出合った。中学時代青砥は…





あの頃なんと切ない恋をしていたものか
第32回山本周五郎賞を受賞した本作は、2018年の刊行以来、「もう若くはない、大人の恋愛小説」と多く…



酸いも甘いも噛み分ける中年だからこその男と女の関係がよかった
最初の方の時系列が複雑すぎて意味がわからず、頭の中ではてなマークが飛び交いつつ読み進んでいった。途中…




冴えない下流の男、青砥は元同級生の須藤と再会する。学生時代に須藤に告白してふられた青砥だったが、実は須藤は。。。ぎこちなく互いの距離を詰めようとする二人だったが、須藤が病魔に侵され。。。
朝倉かすみ作「平場の月」を読みました。 【一 夢みたいなことをね。ちょっと】青砥は花屋で供花を…




須藤、青砥、と名字で呼び合う 中学同級生でバツイチ同士の中年の 哀切なラブストーリー。
舞台は埼玉県の普通の街。 50過ぎ。ともに年収は400万円もない、 ごくごく、気楽で庶民的な日常…




五十代で出会った恋。
デビュー作の評判がとても高く、ずっと読んでみたかった作家さんです。 この作品が直木賞候補になったこ…




少子高齢化の象徴とも、就職氷河期の生き残りとも表される団塊ジュニア世代といいますか、50歳になったばかりの中学時代同級生だった男女の新しい形の恋愛小説
来年の56年ぶりの東京五輪を目前にして、実に興味深い小説でした。 1964年の東京五輪では、池…



どちらの気持ちも分かるから
青砥と須藤は病院でばったり出会った。2人は中学校の同級生だった。青砥は須藤が好きだったので、付き合っ…





人生の山も谷も通り過ぎてきた50歳の男女の再開。「純愛」と言う言葉をもう一度自分自身に問いかけるあまりにも切ない中年の恋。
本当に切なかった。中年の男女の恋と言うよりも「慈しみ」の様な愛の話だと思った。 青砥健将50歳…