風竜胆さんの書評





フィクションではあるが、何も特別な話ではない。「ヒロシマ」を経験した人々には同じような物語がいくつもあったはずである。「ヒロシマ」の物語を風化させてはならないだろう。ずっと後世に残したい1冊だ!
「ぜんたいこの街の人は不自然だ」 「誰もあのことを言わない いまだにわけが わからないのだ」 …





心が切なくなるある被爆者の物語
映画「この世界の片隅に」の原作者こうの史代が被爆者をテーマに描いた作品。 こうの史代の絵柄は柔…

広島は夕凪の街だという
こうの史代が多くの人に知られるようになったのは本作以降だろう。 2004年初版。その後、ノベライズ…




原爆から生き残ってしまった者には「自分だけ幸せになっていいのか?」という死ねなかった者特有の十字架がつきまとっている。
アマゾンからコピペしちゃうと「昭和30年、灼熱の閃光が放たれた時から10年。ヒロシマを舞台に、一人の…





悪意なき差別とどう対峙すべきか
この物語は、ただ広島の原爆の悲惨を描いただけのものではない。悲しみを描いただけでもない。読んでいく…





連綿と受け継がれた原爆という呪詛、呪縛と愛の物語の連鎖。身体に、精神に、致命的な傷を受けながら、何もかもを、ただその運命を受け入れてゆく優しいひとたちの姿が鈍く重く胸を打つ。
こうの史代は広島出身者なのか、とプロフィールを見て、その生まれ育ち、そのアイデンティティに刻まれる土…




たった一発の原爆が残した永遠に続く悲しみ
8月6日広島。8月9日長崎。今年もそれぞれの場所で、平和のための祈りが捧げられた。 今年(20…





つながっていく、喜びも悲しみも、すべてが呑み込まれて。
広島における、被曝者とその周辺から始まる物語。 やさしいタッチで、穏やかな日々が描き出されていると…





コミックですが、日本の家庭には、一家に一冊あってよい本です。「はだしのゲン」の衝撃はないけれど、深くて真摯な本。
かもめ通信さんの「光のうつしえ」「八月の光」の書評を拝見して、是非読まなければとリストに入れました。…




朝日新聞で連載が始まった宮部みゆきの新聞小説『荒神』の挿絵と題字が素敵で、漫画家だというのでこの漫画を図書館で借りてみました。広島で被爆した家族3代の話です。
被爆した本人だけではなく、子どもや孫にも遺伝していくので、結婚などで差別されたりするみたいです。たく…

静かな、本当に静かな被曝作品。
わずか100ページ足らずの本(マンガ)です。 でも今日だけで何度も何度も読んで何度も何度も眼の奥で…




舞台は原爆が落ちて10年目の広島。日常の生活が23歳の皆美の目を通して淡々と描かれていく。とても短いコミックスで絵もあっさりしてる。何度も読み返してしまう。
個人的な話。 高2の修学旅行で私は広島に行った。4人グループで行動し、自分たちが希望するコース見学…





あれから66年、知らなかった原爆のことを知る手段として。そしてあれから2ヶ月。原発事故が起きた今、ぜひ読んで欲しい。
図書館にありました。 読んでみたいと思ってた本ですが、献本にもなってたんですね。 トーンを使…





著者は上京して広島と長崎以外の人は原爆の惨禍(さんか)について本当に知らな いのだということに気づいたとのこと。 知りたくてもその機会に恵まれないだけとも知ったそうです。
平たく言ってしまうとコミックです。 著者は広島市に生まれ育ちはしたけれど、被爆者でも被爆二世で…




戦争を知らない世代でこのようにヒロシマを描ける人がいるのは・・・戦争の記憶が薄れつつある今、ありがたいことです。
一度図書館で借りて読んだのですが、本が好き!で献本していただいたので、改めて読んで、書き直していま…





正月まで持たず、あっという間に読んでしまいました。2回も3回も読んでます。





思ったよりも色々と考えさせられて、簡単に書き記せなかった。先に小説版(映画脚本、2)を読んじゃって簡単に泣かされちゃって、泣かせるメディアの戦略にちょっと辟易した印象が拭えなかったんだけど、原作の漫画(1)の絵と余白に募る想い。正直なところ、戦争も原爆も、良くも悪くも既に過去のものとの印象が僕の中にあって、だからこそ歳月に隔てられた記憶の糸が手繰り寄せる物語は、あっさりとしているようで、鮮明に描かれる”死”、後世に語り継ぐべき歴史的出来事を鮮烈に思い起こさせる。

この本を読んで「戦争」という言葉を口にするのは果たしてよいことでしょうか?





柔らかなタッチで独特の雰囲気を醸しだしながら読者を一気に物語の世界に引きずり込んでいく感じが素晴らしい。是非一読してください。





本当に読んでよかったです。この書を読む機会を与えてくださったことに対し「ありがとうございます!」と叫びたいです。





なんど読んでも、心が揺さぶられます。





何度でも読めるし、読みたくなる本。 毎回いろんな感情が呼び起こされます。




今日という日に読みたい一冊



わずか100ページに、被爆者の思いが沢山詰まっていて、その苦しみを静かに伝えてくれています。戦争を知らない時代だからこそ、伝えて生きたい物語。





一度読んだ本を読み返すことはほとんどしないのだけど、この本は何度も読み返した(薄いし、ね)胸がちりちりするのに読み返さずにいられない。




あの戦争と現代とは断絶しているわけではなく、“地続き”であることを改めて知らしめてくれます。傑作漫画。