江戸川乱歩傑作選 蟲
レビュアー:hacker




表題作『蟲』は江戸川乱歩が1929年に書いた現代ホラーです。また、収録作『盲獣』(1931年)も、作者が晩年の全集刊行時に再読して「ひどい変態ものである」と驚き、収録するのをためらった作品です。
文春文庫には、3人の作家が別々に編者となった3冊の「江戸川乱歩傑作選」がありますが、辻村深月が担当し…
レビュアー:hacker




表題作『蟲』は江戸川乱歩が1929年に書いた現代ホラーです。また、収録作『盲獣』(1931年)も、作者が晩年の全集刊行時に再読して「ひどい変態ものである」と驚き、収録するのをためらった作品です。
文春文庫には、3人の作家が別々に編者となった3冊の「江戸川乱歩傑作選」がありますが、辻村深月が担当し…
レビュアー:塩味ビッテン




伊坂らしい中編2本「シーソーモンスター」と「スピンモンスター」です。本書は8人作家が同じ設定で小説を書くという企画もののうちの一作品だそうで、ほかのものもぼちぼち読んでみたい気がします。
良くも悪くも伊坂幸太郎的な小説。プロットよし、設定好、展開は警戒で、ひねりと、オチとユーモアも十分。…
レビュアー:日月





海に行くことになった誉さんと花ちゃん。そこへ居合わせた部下の湯浅と芸姑の幾松は…。
『軍人婿さんと大根嫁さん 7』あらすじ 海を見たことがない花ちゃんは初めての海に大はしゃぎ。ハ…
レビュアー:ゆっくり考える




脳科学者の池谷裕二さんが、2006年に母校の藤枝東高校体育館で1000人余りの生徒を前にした全校講演と 2007年の春休み、全校講演の半年後、藤枝東高校の生徒9名相手の3日間の連続講義の記録です。
池谷裕二(いけがや ゆうじ)さんは、1970年静岡県藤枝市に生まれ、1989年に静岡県立藤枝東高校を…
レビュアー:有沢翔治

青年画家の「余」は俗世間から逃れるため、温泉宿へ旅をする。そこで才気あふれる那美と出会う。彼女や温泉街の人々の交流を描いた、夏目漱石初期の作品。
レビュアー:夏の雨





日本人の先祖の国にゆく
「私が韓国にゆきたいと思ったのは、十代のおわりごろからである。」という書き出しで始まる、「街道をゆ…
レビュアー:塩味ビッテン





水に欲情するという変わった性癖を持つ3人が、世間の理解を得られずに児童ポルノの汚名を着せられるという身も蓋もない話ではあるが、昨今の多様性に寛容な風潮に一石を投じる問題作となっています。
プロローグで3人の小児性愛者であり児童ポルノ愛好者が逮捕されるという事件が紹介され、実はこの3人へ…
レビュアー:拾得





時代を生き抜いてきた数学の強さ
『博士の愛した数式』が小説・映画共に大ヒットして、ちょっとした数学ブームの中で刊行された1冊。一般…
レビュアー:菅原万亀



自然と人間との修復し難い不調和な関係に、すでに預言的に警鐘を鳴らしていたかのような物語
クマの被害のニュースを目にしない日が無くなった今、 この絵本の読まれ方は、少なくとも日本では、 …
レビュアー:はるま




青春恋愛物語です さてさて仁菜子の恋の進展はどうなるのかな
さくさくと今月の早くも3冊目 少女漫画ストロボ•エッジのノベライズ本 第3弾 ま 僕の場合は原作に立…
レビュアー:風竜胆




故内田康夫さんの晩年の作品のひとつです。
内田康夫の旅情ミステリー、浅見光彦シリーズのひとつ「壺霊」(角川文庫)の上巻。今回の舞台は古都京都…
レビュアー:Tetsu Okamoto



2018年の第3版。2025年に4版がでています。
あおりでは 逐条形式で、論点を体系的に整理。必要に応じて学説の状況にふれながらも、現在の判例の…
レビュアー:Tetsu Okamoto




2024年11月発行の第4版の相続編。
あおりでは 判例の状況を正確、客観的かつスピーディに把握できる訴訟実務のための必携書。 …
レビュアー:DB

インカ帝国の歴史と文化の本
インカといえばラス・カサスが真っ先に浮かびますが、黄金で築き上げられた文化をスペインが破壊しつくし、…
レビュアー:Roko




韓国で生きていくなんて、もうムリ!
ケナは大学を卒業し金融会社で働いていました。でも、もう限界でした。韓国で生きていくのは、もうムリ!オ…
レビュアー:ソネアキラ

治療がメンテナナンス?人間ドックがオーバーホウル?
似たようなレビューが続きますが。 『超人類へ! バイオとサイボーグ技術がひらく衝撃の近未来社会…
レビュアー:ぱせり

暗い海に光をかざすために
1972年末、コーンウォールの離島メイデンロックの灯台から三人の灯台守の男たちが消えてしまう。内側か…
レビュアー:有沢翔治

人間と倫理との関わりを、フロイトの〈父親殺し〉をモチーフに分析しています。まず『トーテムとタブー』と『モーゼと一神教』を読み解いて、多神論から一神論に移る過程で何が変わっていったかを見ています。
レビュアー:みんな本や雑誌が大好き!?





『北方防衛と開拓の魁』を読んで。本書の第七章「蝦夷地での商人の功績が知られないのはなぜ?」、第八章「日本分断を図る歴史改竄を訂正し子供達の未来を守ろう」は、とりわけ必読すべき個所
中村恵子氏の『北方防衛と開拓の魁 蝦夷地を舞台に暮らし革命を起こし領土を守った商人』(ハート出版)を…
レビュアー:武藤吐夢




棒の修行の場面が秀逸だった。幕府が機能不全になった室町時代、応仁の乱の直前。三人の男が出会う。これは無法地帯に生きる無頼である浪人たちの物語。
映画とだいぶ違う印象を受けた。 蓮田兵衛、骨皮道賢、才蔵という三人の室町時代に生きた無頼の物語であ…