転生




養子制度やレイプ・ストーカー被害等多くの問題を提起する作品です。途中で真犯人がわかって来るものの、最後まで犯人を憎めない構成になっているという稀有な人情物となっています。
最近流行りの美人刑事が主人公です。仕事ができる33歳の大橋砂生は京都府警・捜査一課において女性らし…

本が好き! 1級
書評数:2294 件
得票数:30846 票
「本を褒めるときは大きな声で、貶すときはもっと大きな声で!!」を金科玉条とした塩味レビューがモットーでございます。




養子制度やレイプ・ストーカー被害等多くの問題を提起する作品です。途中で真犯人がわかって来るものの、最後まで犯人を憎めない構成になっているという稀有な人情物となっています。
最近流行りの美人刑事が主人公です。仕事ができる33歳の大橋砂生は京都府警・捜査一課において女性らし…




中間管理職の男性課長たちの悲喜こもごもの短編集。部下に恋い焦がれ、出世争いに腐心し、上司には圧力をかけられ、部下に突き上げを食らう。サラリーマン生活は楽じゃない。
40代の男性課長5人の会社生活と家庭の日常がユーモアタッチで描かれます。彼らいわゆる中間管理職たち…




強豪大学ラグビー部の監督が急逝。途中で後を引き継ぐ新監督はいままでのチームと違うラグビースタイルを提案し、チームは混乱します。かくして迎える優勝を決めるリーグ最終戦、チームは勝てるのか?
いまでこそリーグ1の成功でプロ化が進んだ日本のラグビー界ですが、メジャースポーツの中では最後までア…





刑事が全く出てこない完全殺人事件。これを計画し実行するのが30歳OL2人組。その計画の周到性だけでも良質のエンタメサスペンスになっています。2人は逃げおおせるのか?
女2人による夫の殺害の一部始終をきっかけから計画、実行その後の逃亡劇まで一気に読ませてくれます。女…




乃南の「傑作短編集」でかつ、共通するテーマが「女の嫉妬」。これは期待できますよ。
表面上は仲良しで、お互い心の底では何を考えているかわからない。特にこれが男がらみとなるとたまりにたま…




ゴッホの名画『ひまわり』に未発見の8枚目が存在した?この謎と争奪をめぐるハードボイルドサスペンス。主人公は愛妻の自殺を機に無為な生活を送っている元画学生。25年前の小説ですが古さを感じさせません。
冒頭から多くの謎がばらまかれます。妻の死以来怠惰な日々を送る主人公・秋山の前に、元の会社の上司であ…




凝りに凝った密室ミステリと青春群像小説が合体しているため、どっちつかずでやや読みづらい点は否めない。殺人事件に挑む高校生探偵役が利発すぎないところとメイントリックの独創性に好感が持てます。
法月綸太郎のデビュー作だけあって、温めていたアイデアを惜しみなく披露しており、その事件の真相に迫る…




笹本稜平といえば警察小説と山岳小説の雄。本書は、彼の得意技のこの2分野のハイブリッド作品となっています。
越境捜査、駐在刑事、素行調査官などで警察小説で楽しませてくれたかと思えば、その峰の彼方、還るべき場…



いい本なんだけど、すぐ読み終えてコスパが悪いよ。
詩集でもなくエッセイでもない。絵本か?というとちょっと違う気がする。哲学風なことを語っているが、基本…




虐めが原因で暴走するシリアルキラーを追うTVvsSNSという新旧メディアの対立構造を軸にした令和のミステリ。テンポよい展開うえにラストのどんでん返しもきっちり準備してあるノンストップエンタメ小説です
オワコンになりつつあるテレビの報道番組をやらせ映像でなんとか生き延びている番組制作会社勤務の長谷見。…



江戸湾に浮かぶ監獄島に潜入する2人組。その後収容されている無宿者たちが次々と殺害される事件が起きます。2人の目的は何か、そしてその裏にある幕府の陰謀とはといったハラハラする展開です。
大飢饉に襲われた江戸・天明年間が舞台の時代劇ミステリです。浪人の長谷川倫太郎と元井戸掘りの伊之助は…





ヤクザも半グレも不良外国人組織も恐れる凶悪殺人鬼「ブルーマーダー」。彼の誕生秘話がそこはかとなく切ない。姫川シリーズはいつも悲しみをまとっています。
姫川玲子シリーズ第五弾。 「インビジブルレイン」で左遷を余儀なくされ所轄の係長として頑張る姫川…




殺人事件にまつわるトリックのエッセンスが凝縮した濃い短編集です。様々なジャンルが入っていて推理ファンにはお買い得な一冊といえるでしょう。
歌野の初期の短編集で、いずれの作品にも探偵役の信濃譲二が登場し、いとも簡単に謎を解いていきます。短…




美貌で長身、31歳にして警視庁捜査 一課殺人犯捜査係主任として、「姫川班」を率いる姫川玲子。の比較的若い日々のエピソードを綴った短編集。こういう直感型の刑事ドラマ減ってきましたね。
女刑事姫川玲子シリーズ第三弾。短編集で全7編から構成されていますが、まず目次を見てください。7編の並…



本書は「夜の底は柔らかな幻」のスピンオフであるのでと合わせ読むべきサイキックストーリーです。特殊能力者ゆえの苦悩が随所にあらわされているところがただの戦闘モノと一線を画します。
「夜の底は柔らかな幻」に登場するキャラクターたちの過去が語られるスピンオフ短編集。ですから「夜の底は…



作品ノートとも言えそうな贅沢なモチーフ集で、引っ張れば長編にでもになりそうな素材をあっさり短編として料理しており、もったいないやら、もどかしいやらとった印象です。
吉村は好きな作家ですべての作品を読了しているつもりでいましたが、本書は未読で残っていたうれしい短編集…




誤解が招いた殺人事件。出自に絡む2組の家族の血縁を超えた問題におなじみの人情刑事・加賀警部が挑むハートウォーミングストーリー。
殺人事件に絡むストーリーですが、犯人を含めて悪者が出てこないという稀有な物語です。喫茶店『弥生茶屋…



マニアが熱狂する奇妙なコンサートで発生した連続殺人事件。被害者が不良の同級生だっていうのだからもっと簡単に犯人にたどり着くだろうと思うのだが、 メディアの闇と閉鎖的な教育現場に阻まれて捜査は迷走。
20年前の作品ながら、現代のマスメディア事情を上手く予見していると感心します。キーワードはバーチャ…




クローズドサークルに一人また一人と登場する「訪問者」。そのたびに密室の空気は濃厚になり、殺人にまつわる謎は深まります。あっと驚くエンディングは見事。
厳密にはグランドホテル形式でも密室劇ではないのですが、両方のいいとこどりといったスタイルでしょうか。…





警察が踏み込むことを避けてきた危険領域。それは政治家による汚職そして殺人教唆。一介の所轄刑事が圧力による捜査妨害を避けてどこまで政権の悪を暴けるのか。
所轄の一介の刑事・葛木とその息子で警察庁キャリアの俊史がタッグを組んで警察組織の闇を描く「所轄魂」…