血も涙もある(新潮文庫)【Kindle】
倫理とは何か、倫理に反する行為とは何か。不倫を通して各々の倫理を語る恋愛小説
この小説は料理研究家である妻の沢口喜久江、イラストレーターである夫の太郎、喜久江の助手であり太郎の…
本が好き! 2級
書評数:13 件
得票数:188 票
昔から小説が大好きで最近はエッセイなども読んだりしています。特に有川ひろさんや又吉直樹さん、山本文緒さんなどが好きです。ジャンルでいうと恋愛小説など人間関係にスポットを当てた作品が好きです。最近徐々に読書の幅が拡大中です。
参考になるのでコメント等もぜひしていただけるとありがたいです。
倫理とは何か、倫理に反する行為とは何か。不倫を通して各々の倫理を語る恋愛小説
この小説は料理研究家である妻の沢口喜久江、イラストレーターである夫の太郎、喜久江の助手であり太郎の…
母親の呪縛から逃れられない。母親の依存を振り切ることが出来ない。 全く違う母娘の関係を持つ二人の女性は、それぞれ娘としてどのような道を選び進んでいくのだろうか。
幼いころから母の精神的虐待に痛めつけられてきて、大人になって親元を離れた今でも電話での会話などこと…
『愛ではない。けれどそばにいたい』愛でも恋でもない、そして誰にも理解されない。そんな新しい男女の関係を描いた物語。
主人公の更紗(さらさ)は幼くして両親と離れ離れになり叔母の家で育てられてた。ただ更紗は叔母の家やそ…
自ら望んで入っていったはずの場所から気づいたらどうあがいても出れなくなってしまっている。まるで中毒になったようにこの恋愛から抜け出すことができない。
この本は私が山本文緒さんのことを認知し、読み始めるようになったきっかけの一冊だ。私はこのタイトルに…
夫婦は子供が生まれることによって家族という存在に昇華することが出来る。なら子供を持たない夫婦はどうなるのか。家族という形に変化し損ねた夫婦はずっと夫婦という形を維持することが出来るのだろうか。
結子(ゆうこ)は結婚七年目にして夫の士郎(しろう)に子供を作ることを提案する。38歳の誕生日を迎え…
一見地味だけど、ほとんどの人は目を向けずに見過ごしてしまうけど、少し目を向ければそこら中にいて日々を少し鮮やかにしてくれる。そんな道草が主役の恋愛小説
「雑草という名の草はない。草にはすべて名前があります。」とかつて昭和天皇は仰ったそうだ。この作品は…
どうすれば幸せになれるのか、何が幸せなのか、一人一人がそれぞれの立場で幸せになろうとあがく様子を丁寧に描く物語
誰しもが自分の現状だったり将来だったりに不安を感じて同じようなことを延々と考え込んでしまうことがあ…
読むな、病むから。 青春物語であり、恋愛物語であり、圧倒的な人間的ホラー作品
この話はとても面白い。とても面白いのだが、正直読むことはあまりお勧めしない。実際私がこの本を読み終…
不器用にもほどがある恋の物語。 読み終えると自然と涙が溢れてきます。
この話はお笑い芸人としてピースというコンビを組んで活躍し、作家としてデビュー作である「火花」で芥川…
思い描く理想の大人になるためにもがく二人がたどり着く雨の日のその場所は、まるで光の庭みたいに
この本は「君の名は」などで有名な新海誠監督が手掛けた映画、「言の葉の庭」に映画では描かれなかった新…
出会いのきっかけは一冊の本。世の中にありふれた普通の恋愛の中の少し変わった一つを描く物語。
この本は元々、有川ひろさんの代表作とも言える図書館戦争シリーズの第二作目である図書館内乱において同…
裕福な家庭に産まれ、小さい頃から容姿に恵まれ、何もかもが思い通りになると思ったいた。それなのになぜかうまくいかないことが増えた、気に食わないことばかりが起こる。美しく不器用な女の苦悩の物語。
この話の主人公である椿は小さい頃から美しい容姿に恵まれ、実家は自らで事業を行い成功を収めていた。椿…
世界なんかどうでもいい。あの人だけ無事でいてくれるならそれで。 世界を救う壮大で小さな恋愛物語
この話は図書館戦争などで有名な有川ひろさんのデビュー作であり、私の中では有川ひろさんの小説たちの中…