亀たちの時間
ちょっぴりさびしい気分のときや、自分で自分を抱きしめてあげたくなるような夜にお薦めの1冊。
そういえば、子どもの頃、「海」は夏休みの家族旅行とほぼ同意語だったっけ。 海が青いばかりでないこと…
本が好き! 免許皆伝
書評数:2233 件
得票数:70555 票
本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。
ちょっぴりさびしい気分のときや、自分で自分を抱きしめてあげたくなるような夜にお薦めの1冊。
そういえば、子どもの頃、「海」は夏休みの家族旅行とほぼ同意語だったっけ。 海が青いばかりでないこと…
前々から気になっていた韓国の人気SF作家のデビュー短篇集。 #ハヤカワ文庫の80冊
前々から気になっていた韓国の人気SF作家のデビュー短篇集。 差別や偏見のない世界とか、ユートピ…
征服者でも被征服者でもないが、傍観者でもいられない被支配者の立場から描くことで、正規の報告書では語られなかったであろう不都合なあれこれを含めて見えてくるものがある。
1528年、スペインの征服者(コンキスタドール)であるナルバエス率いる探検隊は、現在の米国フロリダ州…
読みたい本のリストは長くなり、読んだことのある本は無性に再読したくなり、今すぐにでも旅に出たくなる。
カルヴィーノ、エーコ、タブッキをはじめとするイタリア近現代文学の翻訳者としてお馴染みの著者が2023…
失われた海獣を求めて……!? #やまねこ本
まず、アフリカゾウの脇を抜けて、ドアから中へ入ろう。壁際に、魚やカエルや鳥が、皮のない姿で集めら…
ひとり出版社「共和国」の代表下平尾直(しもひらおなおし)氏の単著が「共和国」ではなく、同じくひとり出版社である「コトニ社」から出版された!と聞いたら、「共和国」シンパとしてはやっぱり気になる…!?
昨年創業10周年を迎えたひとり出版社「共和国」の代表下平尾直(しもひらおなおし)氏の単著が「共和国」…
ホラー仕立ての不気味な恐怖の中にうずくまるのは、苦しくなるほど切実にただがむしゃらに愛を求め続ける少女の姿。 #やまねこ新刊
あたしは、魔女なのかもしれない。 「あんたが悪魔だってことは、初めからわかってた。やっぱ、思ったと…
8月といえばやっぱり、お盆に怪談、海、戦争……。 #12か月の本
“ひと月”をテーマに古今東西の文学作品を集めた国書刊行会のアンソロジー“12か月の本”。 『5…
「ダザイもアンゴもいいけれど、やっぱり私はオダサクがいいなあ」と中学女子は言っていたけど。#角川文庫夏フェア2025
地元の小さな書店には、毎年夏になると角川、新潮、集英社の夏の文庫フェア本を並べる平台が設置される。こ…
「小説家が架空をでっちあげてなにが悪い!?地獄の沙汰も口八丁。解決さえすりゃ。真実なんかいらないのさ」とうそぶく“文豪探偵”の事件簿。もっとも探偵がでっちあげるのは「犯人」ではなかった!?
関東大震災から1年半、帝都の中心地である銀座には、まだまだ被災の爪痕が残っているが、繁華街の賑わいは…
あー私もたまには外食がしたい! #角川文庫夏フェア2025
洋食店「ファミリーグリル・シリウス」は東京と神奈川に店舗を構えるチェーン店で、南雲みもざは「浅草雷門…
老書店員カールの言うとおり、すべての人に気に入られる本なんてないのだろう。それでもおそらくこの本は、多くの本好きに愛される本であるに違いない。
「市壁門堂」は、いくつもの時代を超えて増改築が繰り返されてきたとても古い書店だ。 古いものと新しい…
「今から十年くらいあとの話」こんな書き出しで始まる物語。
今から十年くらいあとの話。 こんな書き出しで始まる物語。 主人公兼語り手の「わたし」は「世界…
小説としては巧いともすごいとも思うのだが、精神的にはとてもしんどい本だった。 #角川文庫夏フェア2025
八月は、母の匂いがする。 何年もそのことに気づかないフリをしていた。自分が気づかないフリをし…
「私はユダヤ人です。それからロシア語の詩人で、英語のエッセイストです。もちろんアメリカ市民でもある」かつてインタビュアーの質問にこう応えたのは、1987年にノーベル文学賞を受賞したヨシフ・ブロツキー。
「私はユダヤ人です。それからロシア語の詩人で、英語のエッセイストです。もちろんアメリカ市民でもある」…
映画も公開中という #角川文庫夏フェア2025 話題の作品。
※上下巻あわせたレビューです。 2020年3月、新型コロナウイルス感染症が世界的に流行したこと…
「書評は、読むべき本と読まなくてもいい本を選り分ける役割をしてくれる。誰かが丁寧に綴った書評を読むと、わたしたちは二つの選択肢を手にすることになる。その本を読むか、読まないか。」さてあなたはこの本を…
『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』 の著者による読書エッセイ。 世の中に読書に関するエッセイはあふれ…
テンポも良くて読みやすいが、読んでいると何だか妙にむずむずする。はたしてその正体は… #角川文庫夏フェア2025
小学校3年生のとき、魔法の国からやってきた不思議な動物ポムポムが私にコンパクトをくれた。 このコン…
様々な言葉で様々な思いを込めて紡がれた文学に、私が触れることが出来るのは、それぞれの地域の歴史や文化に精通した研究者であり翻訳家である方達が丁寧に紹介し、日本語に翻訳してくれるからこそなんだよね。
ダムロッシュの『世界文学とは何か?』が話題になって以降、日本でも「世界文学」をタイトルに含む本の刊行…
#角川文庫夏フェア2025 なろう版とはひと味違うこの味に驚いた。
いつからだろうか。 なにを考えているのか分からないその瞳ひとみが気になり始めたのは。 言葉を交…