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hacker

hacker さん

本が好き! 1級
書評数:2359 件
得票数:45214 票

「本職」は、本というより映画です。

本を読んでいても、映画好きの視点から、内容を見ていることが多いようです。

書評 (2359)

まさに世界の終わり/忘却の前の最後の後悔

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まさに世界の終わり/忘却の前の最後の後悔

「現在、フランスで最も上演されている劇作家は誰か、それがジャン=リュック・ラガルスである。HIVに感染し、1995年、『ルル』の稽古中に倒れ、わずか38歳の若さでこの世を去った」(本書解題より)

ジャン=リュック・ラガルス(1957-1995)は、本書解題によれば「20年に満たない期間に、25本…

投票(20コメント(0)2026-03-27

シャンブロウ

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シャンブロウ

このシリーズの主人公「スミスの宇宙冒険物語は、人間の生命、精神、心、魂を吸い取って糧にしようとする吸血鬼ともいうべき、吸血鬼の変形であるエイリアン・モンスターたちとの戦いである」(本書解説より)

C.L.ムーア(1911-1987)は、本書収録の『シャンブロウ』(1933年)でデビューしたSF・…

投票(19コメント(2)2026-03-26

世界が若かったころ―ジャック・ロンドンショートセレクション (世界ショートセレクション)

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世界が若かったころ―ジャック・ロンドンショートセレクション (世界ショートセレクション)

「マイナス45度では、唾が雪の上ではじけることは知っていたのだが、今吐いた唾は空中で砕けた。いまや温度がさらに下がっているのはまちがいない」(本書収録『たき火』より)

ジャック・ロンドン(1876-1916)の短編集を読むのは、これが初めてです。訳者あとがきによると、…

投票(19コメント(5)2026-03-25

ぼくたちがギュンターを殺そうとした日 (児童書)

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ぼくたちがギュンターを殺そうとした日 (児童書)

「大人がどれほど多くの人を戦争で殺したと思ってるんだ?とりわけああいう連中を。ユダヤ人とかロシア人とかもだ」「ああいう連中ってどういう意味だい?」「頭がおかしい連中のことさ」(本書中の会話より)

本書に収録されている作者の『日本の読者のみなさんへ』という文には、次のような記述があります。 …

投票(16コメント(0)2026-03-22

罪に願いを

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罪に願いを

「4年ぶりにアメリカ合衆国大統領へと返り咲いた御仁による、無節操で思慮を欠いた振舞いと、時代錯誤ともいうべき自国第一主義がもたらす不穏なニュースが、メディアを騒がせない日はない」(本書解説の冒頭句)

2023年刊の本書は、新人作家ケン・ジャヴォロウスキー(名前からして東欧・ロシア系でしょう)が、現在…

投票(18コメント(0)2026-03-18

ムーンタイガー

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ムーンタイガー

「戦争を闘うのは子供たちだ。気が狂った大人が考え出し、少年が闘う。人々がいかに若いかに驚いて、今そう言うのだが、彼らが若いのではなく、自分が年老いているからだということを忘れているからだ」(本書より)

作者のペネロペ・ライヴリーのことを知ったのは、ぱせりさんの『ノアハム・ガーデンズの家』(1974年)…

投票(21コメント(2)2026-03-17

海外戯曲アンソロジ-: 海外現代戯曲翻訳集〈国際演劇交流セミナ-記録〉 (1)

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海外戯曲アンソロジ-: 海外現代戯曲翻訳集〈国際演劇交流セミナ-記録〉 (1)

ずいぶん前ですが、出版関係に勤めていた友人から、現代戯曲の本は売れない、という話を聞いたことがあります。このシリーズは、そういう傾向に少しでも逆らおうとして出版されたものだと思います。

全三冊のこのシリーズですが、編者である日本演出家協会について、まず簡単に触れます。そのホームページで…

投票(21コメント(0)2026-03-05

手塚治虫「戦争漫画」傑作選〈2〉

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手塚治虫「戦争漫画」傑作選〈2〉

「今、ここでそういう時代(戦争時代)がもしきて、言論弾圧や思想統制があっても、ぼくは描くね、手鎖はめられても足で描くよ!描くだけでなしに見せますね!」(本書解説で紹介されている手塚治虫の言葉)

『手塚治虫「戦争漫画」傑作選』の第二巻になります。第一巻に比べると、いわゆる大人向きの漫画が多いこと…

投票(14コメント(0)2026-03-04

うわの空で

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うわの空で

原題を直訳すると「雲の中の頭」ということで、要するに「体は地上にあるけれど、おツムは雲の中にある」ということなのでしょう。イタリア語ではよく使われる表現のようです。その通りの15歳の少年が主人公です。

1957年生まれのイタリアの女性作家スザンナ・タマーロが、1989年に発表した処女作です。前から作者…

投票(17コメント(0)2026-03-01

ラクロワ姉妹 (シムノン ロマン・デュール選集)

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ラクロワ姉妹 (シムノン ロマン・デュール選集)

「(本書の)真の主人公は誰か。最後まで読めばわかるとおり(中略)"家" そのものだといえるだろう。現代の私たちはこのことを念頭に置いた上で読んでいくのが望ましい」(本シリーズ監修者、瀬名秀明の解説より)

瀬名秀明が監修し東宣出版より出されている「シムノン ロマン・デュール選集」の第四巻です。ジョルジュ・…

投票(18コメント(0)2026-02-26
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