長城のかげ



中国で秦帝国が滅びた後覇権をめぐって争った劉邦と項羽。その時代には多くの人々が必死に生きるための戦いをしていました。そういった脇役ともいえる人々の物語。
中国の秦帝国が滅び各地で有力者が湧き出て争う、楚漢戦争と言われる時代は最後には漢の劉邦と楚の項羽の争…
本が好き! 1級
書評数:2593 件
得票数:37304 票
小説など心理描写は苦手という、年寄りで、科学や歴史、政治経済などの本に特化したような読書傾向です。
熊本県の片田舎でブラブラしています。
コメント大歓迎です。ご感想をお聞かせください。



中国で秦帝国が滅びた後覇権をめぐって争った劉邦と項羽。その時代には多くの人々が必死に生きるための戦いをしていました。そういった脇役ともいえる人々の物語。
中国の秦帝国が滅び各地で有力者が湧き出て争う、楚漢戦争と言われる時代は最後には漢の劉邦と楚の項羽の争…



日本の歴史上、「悪人」と呼ばれてきた人たちがいます。彼らの本当の姿はどうだったのか。通説というものは疑った方が良さそうです。
日本の歴史上の人物には「悪人」と評される人たちがいます。 しかしその実像は通説とは違うのではないか…



アフラシア、すなわちアフリカとアジアです。将来の世界はアフリカとアジアが握ることになるのか。
副題にある「アフラシア」とは、「アフリカとアジア」をまとめて呼ぶ言葉です。 ヨーロッパとアジアをま…



現代の学問の世界はあまりにも専門性が強くなっています。そのため、進路を決める学生が選ぶのは困難です。そういった人のために専門学のあれこれを示します。ただし文系のみ。
学問の世界はその分野が細分化されていると言われます。 しかし外の世界から見るとそれはよく分からない…



秦の宰相となった范雎の物語、後半ではなんとか生き延びた范雎が秦の国に入り、昭襄王の心をつかんで昇進し宰相となります。そして恩讐への報いを果たすのですが、その挿話は他の史書にも有名なところです。
秦の宰相范雎の物語の下巻です。 魏の宰相魏斉の配下須賀に仕えた范雎ですが、スパイの疑いを掛けら…




人種や民族の違いを理由に差別するレイシズム。それは根深く人々の心理の奥に存在します。
レイシズムは人種主義とも訳せますが、人種や民族と言ったものをことさら強調し差別を行うことを言います。…



遺伝子解析の技術の進歩は著しくわずかな骨の欠片からも遺伝情報が得られるようになってきました。そこから古代の人類の移動の状況も分かってきましたが、これまでの説と大きく異なるものもあります。
遺伝子解析技術は長足の進歩を遂げており、人間の遺伝子も急速に解明されつつあります。 また現在の人間…




富士山噴火の危険性について言われることがあります。しかしこの本のような科学的解説を見るとそれは非常に大変な事態となるかもしれないことが分かります。
富士山が噴火したら、そういった危険性は語られることはあっても、まだまだ世間一般に浸透しているとは言い…




日本語の論文では「です・ます体」で文章を書いてはいけないそうです。それはなぜなのかを哲学的に考えていきます。
著者の平尾さんは哲学者ですが、某学会で講演をしたところ好評でその内容を論文にしてその学会誌に寄稿する…




いまだにその信者が多いようなアベノミクス、しかしその実像はどういったものか。
大規模な金融緩和でスタートしたアベノミクスですが、その効果は限られており即物的ともいえるような円安と…



中国戦国時代の秦の国の宰相となった范雎を主人公とした物語です。
中国古典に基づく小説を多数書いてきた宮城谷さんですが、この「青雲はるかに」では戦国時代に秦の宰相とな…




現代では科学の専門家の専門性が高くなり、ちょっと違った分野の専門書でも読むのに苦労するそうです。そんな学術書の読み方はどういうものでしょうか。
京都大学学術出版会の理事という鈴木さんですが、最近学生からの相談を受けました。 自分の専門外の学術…



元寇として知られる蒙古襲来、やはり日本側の視点からだけでは分からないものがあるようです。
元寇として知られる蒙古襲来ですが、日本側からの視点だけでは見落としや間違いもありそうです。 本書冒…



雪崩による遭難は増え続けています。それを少しでも減らすにはどうすればよいのか。
雪崩による遭難は起き続けています。 特にゲレンデ以外で滑ることを楽しむバックカントリースキーという…




10年以上前のちょっと古い本ですが、描かれているネットトラブルは最近もどんどんと悪化し広がっているようです。
2014年の出版ということで少し古い本ですが、そこに書かれていることは今でも変わらずに起こり報道され…



スコットランドといえばスコッチとタータンチェック、バグパイプくらいしか思い当たりませんが、独自の歴史を持っているようです。
イギリスの各地域は独立性が強いという話は聞きますが、それがどの程度のものなのか、よく分からないところ…



アフリカ音楽というと何となくドラムが鳴り響くといったイメージですが、実際の音楽を聴いたことのある人はほとんどいないかもしれません。なかなか複雑なようです。
アフリカ音楽といえば、ポリリズムとかトーキングドラムといった言葉が思い浮かぶくらいでほとんど聴いたこ…




少子化を問題として議論する人は多いのですが、人口をきちんと科学的に扱った「人口学」を考える人はほとんどいないようです。
少子化の進行、人口減少など人口についての話題はあれこれと尽きません。 しかし「人口学」という学問は…



兄弟というのは身近な肉親でありながらライバルであり、権力者になれば最大の敵ともなります。そういった兄弟を日本史の中から見ていきます。
兄弟というものは肉親として助け合う場合もあれば競争相手として争う場合もあります。 歴史の中でそうい…



古い寺院には昔の骨董が残っています。そういったものにまつわるあれこれについて金閣寺住職が書いたエッセーです。
著者の有馬さんは臨済宗相国寺派管長にして鹿苑寺、慈照寺の住職も兼任という方です。 相国寺を始め旧刹…