蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8)

押し入れから引っ張り出した懐かしいもの。それは当時の興奮を思い出させてくれるのか。あるいは、幻滅を呼び覚ますだけなのか。
雑談の中で乱歩の話題が出て、久し振りに読んでみたくなった。 本棚の乱歩コーナーを整理しながら物…

本が好き! 1級
書評数:1090 件
得票数:20235 票
文学作品、ミステリ、SF、時代小説とあまりジャンルにこだわらずに読んでいますが、最近のものより古い作品を選びがちです。
2019年以降、小説の比率が下がって、半分ぐらいは学術的な本を読むようになりました。哲学、心理学、文化人類学、民俗学、生物学、科学、数学、歴史等々こちらもジャンルを絞りきれません。おまけに読む速度も落ちる一方です。
2022年献本以外、評価の星をつけるのをやめることにしました。自身いくつをつけるか迷うことも多く、また評価基準は人それぞれ、良さは書評の内容でご判断いただければと思います。
プロフィール画像は自作の切り絵です。不定期に替えていきます。飽きっぽくてすみません。

押し入れから引っ張り出した懐かしいもの。それは当時の興奮を思い出させてくれるのか。あるいは、幻滅を呼び覚ますだけなのか。
雑談の中で乱歩の話題が出て、久し振りに読んでみたくなった。 本棚の乱歩コーナーを整理しながら物…

「そもそも本に書いてあることを全部絶対正しいなんて思わないでくれ」なんて。それはそのとおりだけど、自分の著作にそんなことを言うのは反則じゃないですか、先生。
「じゃあ、結局どうすればいいんでしょうか」 『バカの壁』を書いたあと、取材でそんな質問をた…

太宰は魯迅になりたかったのだろうか
太宰の『惜別』で、思ってもみなかった魯迅に出会い、いい機会と読んでみた。 読み始めてみると…

あまりによく分からないところがあったので、AIに聞いてみたら、書いてあることがすべて本心ではなくて皮肉を含めての表現なのではないか、と言われちゃいました。本当のところどうなんでしょう。
先日宮崎駿との対談の本を読んで、この本のことを思い出し、棚から出してきた。 一度読んだことがあ…

読んだことがあるのに面白い。さすがはマシスン。
リチャード・マシスンの名前を知らない方も多いのではないか。それでも作品の名前を挙げれば聞いたこ…

宮部みゆきを読んで感じる時代小説の「あわい」の価値
やはり宮部みゆきは時代小説がいい。そう思わせる短編十二話。 夢と現。 悲劇と喜劇。 …

いっそビデオの箱に書きたいですね、「見るのは年に一回にしてください」って
「そりゃあ作品が支持されるのは、作家冥利に尽きるけれど、今度はあのフィクションの世界が忘れられなく…

ある日突然、5億円を遺贈されることになったら。 ごく普通の家庭に降りかかる大騒動。苦くもあり、甘くもあり。
スタートは赤川次郎を思わせ、中学生の息子と同級生の探偵ゴッコが始まると、はやみねかおるの『トム&ソ…

太宰に対する先入観を訂正させられる二作品
毎日という気にはなれないけれど、時折思いだして無性に食べたくなる。そんな食べ物のように、時々その味…

戦う美少女。日本では広く受け入れられている大衆的な表現が、実は西欧では当たり前でない日本固有のものである。その理由を精神分析学の立場から探る。
セーラームーンがあり、プリキュアは20年以上続いている。ナウシカも忘れてはならないし、キューティー…

グロテスクさよりも緊迫した捜査の進展に緊張感を覚えながら読み進める。ホラー小説と言われるが、プロの仕事を描いた小説とも言えないか。クラリスの上司がまたいい。
抱いていたイメージと随分違っていた。 ジョディ・フォスターが演じたクラリス。身体中を拘束さ…

知能は人間に与えられた最高の資質のひとつですよ。しかし知識を求める心が、愛情を求める心を排除してしまうことがあまりに多いんです。
再読。時間を経ての再読は印象が変わること、あるいは別な部分が見えてくることが多いが、ここまで違った…

特撮界隈で『シン・ゴジラ』の元ネタと噂の『荒神』を読む
「こうしたことをみんな、誰も悪いと思ってしているのではない。よかれと思ってやっているのだ」 …

ダニのドライな生き方に見る生物たちの生存戦略。まだまだ知られていないことがたくさんある。
毎年ダニらしきものの攻撃に悩まされている。 就寝中に、身体のあちこちがかゆくなる。 虫刺され…

ご無沙汰で探偵としてのクイーンの記憶が曖昧となっているので違和感は少ないのだが、別に彼を探偵役にしなくてもよかったのでは。謎解き場面は金田一を彷彿とさせるが、恋愛ごっこを絡めると彼には似合わないか。
「エラリー・クイーンにおけるライツヴィル問題」と誰かが言っていたような。 クイーンの作風が…

偶然を受け入れることができるか否かの問題。責任を追及したり、説明したりすることでなくて立ち現れてきた人生をどう扱うか。最良のアドバイスはその全てをあたかも自分の意思であるかのようの思うこと。
現代において神話をどう扱うべきか。どのように向き合えばいいのか。 荒唐無稽なあり得ないお話と棄…

我々の生は様々なものの犠牲の上に成り立っている。その犠牲をなくすことは叶わなくても、それに思いを馳せることはできるだろう。
読者に語りかける口調はとても静かだ。非日常的な設定にも関わらず、淡々と。それは現実に潜むグロテスク…

「作者は一体何を言おうとしているんだろう?」と、不思議に感じた人は、きっとこの小説の読者に向いていると思う。
ほんとか? 本書の巻末に爆笑問題の太田光氏が文章を寄せているが、本当にそうなのか。 …

「ストイック」という言葉に持っていた印象が変わった。セネカが現代に生きていればYouTubeやSNS、テレビなどで大いに語りそう。
うちの妻は何か調べものがあるとYouTubeを見ることが多い。ネット検索して記事を読むよりも、誰か…

ここに戦闘美少女の物語始まる。
主人公ルーン・バレットは綾波レイか。 15歳のバレットは未成年娼婦。事件に巻き込まれ、炎に…