書評でつながる読書コミュニティ

昭和の室蘭で満たされずに育った猛夫は持ち前の床屋の腕前を奮って独立し、挽回を試みるが、浪費と暴力衝動に悩まされる。幼い頃から一緒に育った駒子だけは猛夫を尊重するが、満たされない猛夫は暴走を続け。。。

桜木志乃作「人生劇場」を読みました。久々に桜木節が炸裂しました。この先生は、ホテルローヤル、家族じまい、あとまだ私が実本を買っていた頃の何かの小説で取り上げられた、先生と先生の家…

「私があなたを助ければ、だれかが私を助けてくれる」

『チョンキンマンションのボスは知っている　 －アングラ経済の人類学－』小川さやか著を読む。 『庭の話』宇野常寛著で取り上げられていた本。根っこのところで『庭の話』とつながっ…

一生お金に恵まれる家の秘密を知り、 自分の家を「金運ハウス」にしたい方はご一読を。

・本書は、日本の風水でもある「家相」を組み込む設計手法で、 クライアントには東証一部上場(現 プライム市場)の経営者や年商500億円の経営者の自邸、 ベストセラー作家の施設改…

織田家VS大坂本願寺の戦いが再開！海賊衆に嫁ぎ、海賊として戦うことに憧れた村上景はその戦いの中で自分都合のためだけに戦う人たちの姿に戦いのむごさを知る。

一巻で、織田信長らと戦うために安芸国から大坂本願寺入りしようとする百姓に、堺のほうに行けば美人といわれると聞いて泉州の海賊の嫁入りを目指してその百姓たちを大坂本願寺に届けることに…

＜みちのくの外の浜なる呼子鳥　鳴くなる声はうとうやすかた＞

「善知鳥」と書いて、「うとう」と読みます。 いくつかの説話を組み合わせたようなお話で作者は不明。世阿弥よりは後の時代の作品のようです。 陸奥に向かおうとする諸国行脚の僧が…

『べらぼう』蔦重亡き時代　雪国綺談が世に出るまで

　江戸吉原を中心に、既成書店（出版を兼ねる）に挑む、若きメディア王・蔦屋重三郎が主人公の大河ドラマ『べらぼう』がバズっている。大田南畝、恋川春町、山東京伝、曲亭馬琴、北尾重政、鍬…