書評でつながる読書コミュニティ

ローマ帝国の皇帝制度と言う特殊な政治制度について論じた本。ローマ皇帝とは、君主政的な側面を持ちながらも、首都市民の感覚で皇帝の交替は可能であり、共和政的な側面も持つ。

本書は若い頃に買った本。高校の世界史の副読本に世界史地図があり、図版、写真、歴史地図の間に年表が挟まっていて、東ローマ帝国の項目にマケドニア朝とかコムネノス朝と言う言葉があり、東…

ついに西南戦争勃発。機関銃登場以前の戦争で肉弾戦、白兵戦中心の戦い。国内最大規模のこの内戦は一つの時代の終焉を示唆しています

　大久保を中心とする太政官政府は薩摩の秘蔵する軍備と財力が反乱につながることが恐くて仕方ありません。中でも圧倒的人気と指導力を持っていた西郷は薩軍を指揮すると目されていたために、…

結局わからないままのことが、世の中にはたくさんあるんだ

efさんのレビューでこの本に興味を持ち、読んでみました。 この3作品の中で、ストレートに怖いのは「ライディング・ザ・ブレッド」ですけど、「浮かびゆく男」が一番怖い話なのかも…

資格のかけ合わせをあれこれ想像しながら、エンタメとしても楽しめる一冊

年齢的にそろそろ退職も近いし、何か資格でも取っておいて、老後はその資格を活かしてちょっとした仕事でもしようかなと思っていたところ、タイミングのいいことに本書を拝読する機会に恵まれ…

今はどうか知らないが、一時期新宿が暴力の街の縮図の街というのがブームになったことがあった。そして何でも行き着く先は中国マフィア。中国マフィアが悪の根源と描けばすべて解決。安直。

　この作品は「刑事鳴沢了」シリーズ3作目。1作目は読んだ記憶があるが、2作目「破弾」は読んだ記憶が無い。このシリーズ今のところ10巻と番外シリーズ1冊刊行されている。ということは…

「スルメという、死んで加工され静止した状態になっているものを見て、生きて動いているもとのイカがわかるのか」

『スルメを見てイカがわかるか!』を読む。養老孟司先生と茂木健一郎先生のお気軽対談。さらっと読んでしまった。 養老先生は、某セミナーの報告書で原稿をまとめたことがあるが、脳化…