書評でつながる読書コミュニティ

ポーの想像力が生んだ話

ポーはゴシックホラーのイメージが強いが、そのポーによるＳＦとファンタジーってどんな作品なんだろう。 タイトルにもなっている「大渦巻への落下」は、船ごと大渦巻に巻き込まれどうにか…

２０１８年発行。コロナ禍前の本です。

あおりでは 少子高齢化、未婚化・晩婚化、離婚の増加と再婚夫婦の増加など、家族をめぐる状況は大きく変化している。 一方で、LGBTに代表される多様な性のあり方への理解が広が…

ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強となった俺がすべてを蹂躙するまでシリーズ２弾。

　三森灯河とスライムのピキ丸が、気が付かないうちに近くに いたセラス・アシュレイン。 まるで忍者のように気配を消して移動するのはエハイエルフと しての特性なのか。それともセ…

金井美恵子さんが２０１３年〜２０１５年に書いたエッセイ集を読みました。一昔前の事件を振り返りましょう。

金井美恵子のエッセイ「本を書く人読まぬ人とかくこの世はままならぬ part 1,2」は１９９３年までのエッセイが収められていたが、この本は２０１３年〜２０１５年に雑誌に連載された…

洋菓子の生み出す魔法が紡ぐ、ささやかな幸せ

白井は、パティシエとしての修業を積み、独立して開いた洋菓子店を、五年で閉じることに。そこへ、店の常連だったクセの強い料理研究家、佐渡谷真奈美が現れる。「あら？あなた！ちょっと、こ…

共同執筆を含め、ルブランが書いた三つの戯曲が載っている。また最後にはルパン書籍に関する研究、書誌一覧などもあり、ルパン・ファンの必携書。

執筆順で行くと本書に載る三つの戯曲のうちのひとつ「アルセーヌ・ルパンの帰還」は、「棺桶島」に続く作品となっているので、ここで取り上げる。本書にはこの他に「戯曲アルセーヌ・ルパン」…