書評でつながる読書コミュニティ

易経の言葉を通じて、自分の中にある「迷い」を晴らしたい方はご一読を。

・本書は、キャリアの絶頂期に新規事業で大損失を出し、居場所を失い、絶望のなかで『易経』研究の第一人者と出会い、人生観が180度変わり、現在は本業にて全社横串の次世代リーダー育成を…

ローマ帝国、特に西方が滅亡に瀕した時代は文明・文化的な衰退期と見られがちだが、著者はそうした見方を否定している。古代末期は中世に連なる連続した時期だと言う。

本書は西方のローマ帝国（いわゆる西ローマ帝国）の滅亡により時代があたかも断絶したような見方を否定すると同時に、ローマ帝国末期（４世紀以降）について、頽廃とか衰退と言う見方から脱却…

日本人でもイギリス人でもないなんて。

ハーフという言葉をつい使ってしまうのですが、ニュアンスが悪いのか最近はダブルという表現を聞きます。本著ではミックスと表現しています。日本人として生まれ育った著者ですが、見た目で日…

厳しい表現弾圧の中、歌川国芳の奇想が浮世絵の流れを変えた。

田沼意次（田沼時代）、松平定信（寛政の改革）、そして水野忠邦（天保の改革）。ペリー来航までの江戸時代後期のエポックとなる３人の政治家である。 強い政治家は良くも悪くも世の中…

カラーページでさらに印象深く

ブラックジャック全243話中24篇が四色あるいは二色の色刷りページが含まれたエピソードで、本書にはその内の14篇が収録され、加えてブラック・ジャックの出自にまつわるエピソード3篇…

イギリス料理はまずい？まずくない？

　イギリス料理はまずい。なぜなら上流階級の人たちは、自分で料理を作らないからだ。これが定説だったが、正直グローバル化が進むと、イギリスの食事が、他国に比べて特別まずいとは思わない…