書評でつながる読書コミュニティ

１９９０年代まで、「飼えなくなった」という人間の身勝手な理由で行政機関に処分のために持ち込まれていた動物たち。その多くは、安楽死などではなく、残酷な動物実験のために研究機関の払い下げられていた。

評者は１９９０年代から２０１０年代にかけて動物保護団体の会員だったことがある（今ではその団体は事実上、解散している）。そのきっかけになった本。今でもその積りではあるが、当時は実家…

恋人と思っていた男に利用され、夢に見ていた結婚は破れ仕事も失った美菜代が復讐を考え凄腕といわれる復讐屋を訪ねるが。

　商社で社長秘書を勤めていた神戸美菜代は、社長室で失態をした営業部の社員陣内から声を掛けられ社長室での失態を相談された。営業部部長や社長に陣内のことをアピールしたり、何かとフォロ…

どうしてもおばあさんがほしい、と思っていたアンディにおばあさんができた！

岩波少年文庫100冊マラソン110冊目。　 アンディには、おばあさんがいない。ともだちには、おばあさんがいるのに。 アンディが「一緒にりんごの木の上で遊ぼう」と誘って…

もし、ジャック・マイヨールが、ラッセンの画を描いたら。「小説の純度」こそを問いたくなる。

先月終わり、『青の純度』についてネット上で炎上した。そのあたりはTOKYOARTBEATの「アーティスト原田裕規が篠田節子の小説『青の純度』の書評で、自著の「ラッセン本」との類似…

２０２４年１２月発行の実用書。

あおりでは 知財法務担当者や若手弁護士・若手弁理士に向けて,著作権・特許・不正競争・意匠・商標・知財戦略・知財経営の各トピックを,第一線で活躍中の専門家が一章読み切りでわか…

異世界転生でなく、同じ世界の貴族に乗り移った物語です。

『没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた 　１０』に続くパルタ公国を制圧しパルタ公国王に君臨し たシーラのストーリーでした。 シーラは敵味方に恐怖心を植え付け…