休蔵さん
レビュアー:
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ファンタジー物語に架空の料理はよく登場する。想像してはみるものの、その実際は分からない。やきもきする。そのやきもきを、特定の物語については解消してくれるのが本書である。
ファンタジー物語に架空の料理が登場することは多い。
想像してはみるものの、実物がこの世に存在しないため、きっちりとした想像は不可能だ。
食材すら存在していないのだから、仕方ないこと。
でも、登場人物がおいしそうに食べてみたり、へろへろなところを身体も気分もすっかり回復する様子を読んでいると、無理やりにでも想像してみたくなる。
こんな身勝手は願望をかなえてくれたのが、本書である。
本書は『精霊の守り人』や「獣の奏者』など、上野葉穂子作品に登場した料理を創造し、写真と代替素材、レシピを公開した画期的な1冊である。
しかも、素人が勝手に作ったわけではない。
作者が監修することはもちろんのこと、きちんとした料理人が参画しているところが重要である。
その「ファイティング・スピリッツとフロンティア・スピリッツと、なんとかなるさ精神」を併せ持った不思議な料理人が2人。
1人は『面白南極料理人』を著した“南極料理人”西村淳。
そして、もう1人はカフェを経営する料理人。
さらにカメラマンや器と着物の店のオーナーなどがの協力者が加わり「チーム北海道」が結成されたとのこと。
登場する料理は26品で、それを大きく6つの章で紹介している。
ただ、料理写真とレシピなどだけではなく、きちんとそれが登場した小説の1節も転載されており、至れり尽くせりと言えよう。
個々の料理については、実際に見るのが一番であるが、まあどれもれも実際に試してみることができるのがありがたい。
ということで、読み終わったことだし、下手な料理の腕を振るってみるとしよう。
想像してはみるものの、実物がこの世に存在しないため、きっちりとした想像は不可能だ。
食材すら存在していないのだから、仕方ないこと。
でも、登場人物がおいしそうに食べてみたり、へろへろなところを身体も気分もすっかり回復する様子を読んでいると、無理やりにでも想像してみたくなる。
こんな身勝手は願望をかなえてくれたのが、本書である。
本書は『精霊の守り人』や「獣の奏者』など、上野葉穂子作品に登場した料理を創造し、写真と代替素材、レシピを公開した画期的な1冊である。
しかも、素人が勝手に作ったわけではない。
作者が監修することはもちろんのこと、きちんとした料理人が参画しているところが重要である。
その「ファイティング・スピリッツとフロンティア・スピリッツと、なんとかなるさ精神」を併せ持った不思議な料理人が2人。
1人は『面白南極料理人』を著した“南極料理人”西村淳。
そして、もう1人はカフェを経営する料理人。
さらにカメラマンや器と着物の店のオーナーなどがの協力者が加わり「チーム北海道」が結成されたとのこと。
登場する料理は26品で、それを大きく6つの章で紹介している。
ただ、料理写真とレシピなどだけではなく、きちんとそれが登場した小説の1節も転載されており、至れり尽くせりと言えよう。
個々の料理については、実際に見るのが一番であるが、まあどれもれも実際に試してみることができるのがありがたい。
ということで、読み終わったことだし、下手な料理の腕を振るってみるとしよう。
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ここに参加するようになって、読書の幅が広がったように思います。
それでも、まだ偏り気味。
いろんな人の書評を参考に、もっと幅広い読書を楽しみたい!
この書評へのコメント
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- 出版社:新潮社
- ページ数:180
- ISBN:9784101302782
- 発売日:2009年07月28日
- 価格:580円
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