私自身が友人と喧嘩してしまった時に選んだ本だ。
本来は、恋する女の子のための本……だったらしい。
タイトルで選んで、通販でぽちっと注文したため気づかなかった。
本書は各章がファミレスのメニューになぞらえてある。
たとえば「可愛くなりたい」という気持ちを、
誰からも愛されるハンバーグへの憧れ、みたいに。
どの章のどのページをめくっても、
容姿へのコンプレックス、他人から愛されたい悩みなど、
リアルな女の子たちの嘆きが聞こえてくる。
筆者も元々はコンプレックスが強く、整形手術までしたとか。
そんな彼女だからこそ、親身になった言葉が綴れるのだろう。
なにか傷つくことが起るたび、私は誰かを嫌いになるよりも先に自分を嫌いになった。
私が綺麗じゃないからだ。
私がばかだからだ。
私が……私が……。
自分が信じたかった誰かを嫌いになるよりも、自分を嫌いになってしまう方がうんと楽だったから。
この部分なんて恋愛以外にも当てはまる。
誰かを信じようと思えば、常につきまとう悩みだ。
数多の悩みに対して、筆者はくりかえし語り掛ける。
『あなたはもう、可愛い』
『いい加減なやつの言葉は、無視したら良い』
『他人の言葉は、そんなに簡単には重く受け止めないこと』
手を変え品を変え様々な悩みに、そうくりかえす。
世界中に数多いるであろう悩める女の子が、
自分と作者を信じて、少しでも呼吸しやすくなれば良い。
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