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不朽の名探偵の出発点となった著者の記念すべきデビュー作。

  • レビュアー: さん
  • 本が好き!1級
スタイルズ荘の怪事件

旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、到着早々事件に巻き込まれた。

屋敷の女主人が毒殺されたのだ。

難事件調査に乗り出したのは、ヘイスティングズの親友で、ベルギーから亡命して間もない、エルキュール・ポアロだった。


ふと、思い立ちアガサ・クリスティーのポアロシリーズを読破しようと読み始めました。

ポアロシリーズは以前に「アクロイド殺し」を読んだだけですが、読破しようと思った理由はエルキュール・ポアロの変人ぶりがとても記憶に残っていたからです。

それでいて話す言葉はとても丁寧で時折フランス語が飛び出す探偵なんて興味が沸きます。

インターネットで読む順番を調べると本書が一番最初だとのことでした。そして驚いたのはこの他にもまだ32冊あるということ。

遅読気味の私のペースだと一年以上かかる大プロジェクトになりそうです(笑

この本の冒頭に書かれている通りポアロの捜査方法は細部に至る観察、どんな些細な話しでも熱心に聴く能力、そして、自分の限りない能力に対する絶大な自信。

ユニークなのは真相を究明する彼の能力が、その滑稽な外観やヨーロッパ風の仰々しさ、いささか過度の礼儀正しさによって巧みに隠蔽され、殺人者など犯人にまやかしの安心感をいだかせる点。

ポアロの容姿は、彼の相棒となるヘイスティングズ曰く、背丈は五フィート四インチ(センチ法でいうと162.6cm)頭の形はまるで卵のようでいつも小首をかしげており、口髭は軍人風にピンとはねあがり、身だしなみに驚くほど潔癖で、埃ひとつついただけでも、銃弾を受けた以上に大騒ぎしそうだとの評。

私はそんなポアロをなかなか個性的な探偵であると思います。

作中で彼は「動機のない殺人はありません」とヘイスティングズに言う。確かにそれは今も昔も変わらない。

今回の事件であれば遺産相続が絡んでいるのは間違いないと読んでいて思いました。

推理小説では一番犯人らしくない人物を疑う、または第一発見者が犯人と言われますが。。。

見事に犯人を暴き出したポアロに拍手を送りたいです。

しかも、先の先まで読んでのポアロは見事だと言うほかありませんでした。

この風変りなベルギー人の男が解決する事件を読み続けることにしましょう。

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  • 掲載日:2024/09/05
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この書評へのコメント

  1. ef2024-09-06 02:17

    ポアロ・コンプリート期待しております。

  2. 2024-09-06 12:10

    efさん、コメントありがとうございます^^
    時間がかかりそうですが頑張ります^^;

  3. ゆうちゃん2024-09-07 11:45

    私も期待しております。ただ、最後の方は結構きつい読書になると思います。
    頑張ってください!

  4. 2024-09-07 13:12

    ゆうちゃんさん、コメントありがとうございます。お二人に期待されてしまっては挫けないように頑張って読破します^^

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